今回のゲストは、元バレーボール選手の狩野舞子さんです。中学３年で全日本候補に選ばれるなど、早くから才能を発揮。２０１２年のロンドンオリンピックでは、日本女子28年ぶりのメダル獲得に貢献しました。しかし今年の５月、29歳という若さで現役を引退。決断の背景には、どんな想いがあったのでしょうか。

身長１８５ センチと大型ながら、レシーブも器用にこなす万能選手として、バレーボール界の期待を一身に背負い続けてきた狩野さん。一方で、選手生活はケガとの闘いの連続でした。中高時代は成長痛に伴う腰痛に苦渋。08年には右のアキレス腱、10年には左アキレス腱断裂という選手生命に関わるケガにも見舞われました。

また、どちらかというと人と争うことも苦手。考えすぎてしまう性格でもあり、若くして浴びた世間の注目に心が追いつかず、プレッシャーを感じて苦しむことも多かったといいます。当時を振り返る狩野さんの瞳からは、光るものが溢れました。

それでも競技を続けてこられたのは、「バレーボールが大好き」だから。番組では、現役中の辛い日々を支えてくれたもの、そして引退の理由などに迫るとともに、新たなスタートラインに立った狩野さんのプライベートに密着。全てから解き放たれ、30歳となった彼女が今、思い描く未来とは？