番組表

放送内容

#228

多様な人が出会い、助け合える拠点を作りたい!
「はちくりはうす」オーナーの竹村眞紀さんと利用しているみなさん

多様な人が出会い、助け合える拠点を作りたい!
「はちくりはうす」オーナーの竹村眞紀さんと利用しているみなさん

立方体ブロックをランダムに積み上げたような角々したユニークな建物。東京目黒区の住宅街にある「はちくりはうす」は1階は福祉事業所と曜日によって変わる日替わり店舗。2階は障がいがある女性3人が暮らすシェアハウス、3階は賃貸住宅、そして4階には共用ダイニングキッチンと屋上テラス。たくさんの使い方ができそうなこのユニークな場所で生活しているのが今回の主人公

 

「はちくりはうす」を作ったオーナー竹村眞紀さんと利用しているみなさん

「カフェ」や「うどん屋さん」のような飲食店だけでなく「あみもの教室」「手作り市」など教室やイベントでも使用される1階のスペース。2階以上とは吹き抜けのある階段でつながっていて「ランチまだありますか?」なんて会話が聞こえることも。関係者なら誰でも使える共用ダイニングキッチンも交流の場になっています。竹村さんがこの場所をつくろうと思い立ったのは脳性麻痺のある娘さんを子育てする中。娘さんはとても「人が好き」。けれど福祉システムが発達した現代の日本社会では、障がいがある人は管理の行き届いた福祉施設と自宅を行き来するばかりで、知り合い以外の健常者と出会える機会が少ない。「この状況、ちょっと不自然だと思う。普通に同じ環境で暮らせる世の中にできたら」 そう考えて、地域に開かれお互い助け合えるようなシェアハウス(共同生活の場)をつくろうと決意しました。コツコツと財テクにも励み、2023年オープン。2024年にはグッドデザイン賞・金賞を受賞しました。多種多様な人が訪れる地域の交流の場となっている「はちくりはうす」の1日にお邪魔させていただきました。ぜひご覧ください。