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放送内容

#225

病があってもやれることはたくさんある 認知症がある方が接客を担当!
介護福祉士がつくった沖縄料理店 ちばる食堂のみなさん

病があってもやれることはたくさんある 認知症がある方が接客を担当!
介護福祉士がつくった沖縄料理店 ちばる食堂のみなさん

2019年、愛知県岡崎市にユニークな料理店「ちばる食堂」がオープンしました。「ちばる」は沖縄の言葉で「頑張る」の意味。接客を担当するのは認知症がある方々で、注文を別の席に持って行ったり、フォークがわからなくなって用意ができなかったりと、間違えることがあります。今回は全国的にも珍しい、認知症がある方が働く「ちばる食堂」の取り組みを取材しました。

 

この店を思いたったのは、介護福祉士として17年働いてきた市川貴章さん。

介護の仕事を通じて感じたことがありました。それは「認知症と診断されてもやる気がある人、やれることがある人はたくさんいる。にもかかわらずやれる場所があまりにも少ない」ということ。そんな時出合ったのが「注文をまちがえる料理店」。認知症の理解促進を目的に、ホールスタッフは全員、認知症の方々が務めるという期間限定のレストランです。これを知った市川さんは、認知症がある方々がずっと働ける店をオープンさせようと思い立ちました。自らの退路を断つために17年間務めた職場を辞め、全く未知の食堂経営に挑戦。それから6年、認知症のあるスタッフと共に地域に根ざした店として継続してきました。2025年には日本の高齢者の5人に1人は認知症がある人になると予想されています。大きな希望を感じさせてくれる取り組みを、お見逃しなく。

問い合わせ先
ちばる食堂
https://cityriverstyle.jp/free/chibaru