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放送内容

#223

心のこと、体のこと 困った時は立ち寄って!
看護師・僧侶、2人の女性が始めた「まちの保健室」

心のこと、体のこと 困った時は立ち寄って!
看護師・僧侶、2人の女性が始めた「まちの保健室」

長崎市の中心部に毎月1回だけオープンするカフェがあります。平日の午後の時間帯なのは学校帰りに気楽に寄ってもらいたいから。中学生から20代の若者なら誰でも無料で利用できます。お茶を飲んでまったりするだけでももちろんOK。だけどもし何か悩みを抱えているならば、専門的な知識を持った大人が相談にのってくれます。目指しているのは「まちの保健室」。
この場所を立ち上げたのが今回の主人公

 

性教育コミュニティ「アスター」を始めた中山安彩美(あさみ)さんと小岱(しょうだい)海さん。

長崎市に400年続く、お寺の僧侶の小岱さん。そして、市内にあるクリニックで婦人科の看護師をしている中山さん。それぞれの場所で若者の悩みと向き合ってきた2人。痛切に感じていたのは、思春期を迎える若者たちの「自分の心や体」への知識不足でした。なかでも「性」に関しては、学校教育では「子どもができる仕組み」については教えてくれるけど、それ以上を学ぶ機会がない。「大人になったら分かるでしょ?」という暗黙の了解みたいなものが多く、異性に対して正しい知識を知らないまま大人になってしまう。知識不足によって傷ついた若者と向き合う中、彼らがきちんとした知識を得られる場所をつくりたいと意気投合した2人。2021年アスターを立ち上げ共に行動するようになりました。カフェの他にも中学校、高校を回って「性教育」の特別授業をしたり、「生理の貧困」に直面する若者のために、生理用品を提供するプロジェクトを立ち上げたり。「私たちの目的は人権としての性教育。『あなたの心と身体は、あなただけの大切なものなんだよ』ということを伝えていきたい」という2人の取り組みぜひご覧ください。

問い合わせ先
長崎性教育コミュニティアスター
https://lit.link/asterngsk?fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAAaZig3ymIEulht_DkbLAGNv4Bcpje7ta2Zy8Af2pcZYIk9SpIMH3QUG1F-Q_aem_GDKsfIa5Fz1aQMwLi4XvDA