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徳島発!栄養の少ない“キレイな海”でも、美味しい牡蠣は育つ
ITと情熱で水産業を盛りあげる 株式会社リブルのみなさん
徳島県の最南端にある海陽町。広がるのはサンゴが繁殖するほど透明度が高く“キレイな”海。
でもこれ、水産業にとっては必ずしも嬉しいことではないそうです。海産物が育つには水の中にプランクトンなどの養分が豊富な方がいい。透明度が高い海は、すなわち栄養的には乏しい海。今回はこの不利な条件を技術革新で強みに変え、日本の水産業を盛り上げようとしている方々。
今までになかった水産業に挑戦する、株式会社リブルのみなさん。
この“キレイな”海ではじめたのは牡蠣の養殖。従来型の養殖では大きく育てるのには難しい環境。そこで「シングルシード」というカゴを使った新しい養殖法をはじめました。牡蠣の入ったカゴを潮の満ち引きに合わせて上下させ、海水に浸かりきらない状況をあえてつくり出します。すると牡蠣は水分を失わないように強く殻を閉じたり、海中で餌を食べる時は開けたりと、殻を開け閉めする動きを繰り返すため、貝柱が鍛えられ実が締まって美味しくなる。しかも少ない餌でも生き延びることができるようにもなるのだそうです。潮の満ち引きに合わせカゴを動かすタイミングはITも駆使し、スマートフォンなどで確認することも可能。ある程度作業を自動化できるため、労働時間の短縮にもつながったそうです。育った牡蠣の評判も上々。水産業の人手不足が問題になる中、就職希望の若者たちも増えているのだそうです。「この技術が広まれば、水産業を盛り上げられるし、地域活性にもつながる」というリブルさんの取り組み、ぜひご覧ください。
問い合わせ先
株式会社リブル
https://reblue-k.com