番組表

放送内容

#210

ひとりでも始められて山の環境保全にも貢献!
南三陸で今注目の「自伐型林業」に取り組む 渡辺ひらくさん

ひとりでも始められて山の環境保全にも貢献!
南三陸で今注目の「自伐型林業」に取り組む 渡辺ひらくさん

宮城県、南三陸町。海の印象が強いですが、面積の8割近くは森林です。その森で今、新たな林業に取り組んでいるのが今回の主人公、

 

南三陸自伐型林業協会 会長渡辺ひらくさん。

「自伐型林業」とは、今全国的に注目されている林業のやり方で、大人数、大型機械で伐採などの作業をする従来の方法とは違い、少人数、時には1人でも作業を行えるのが特徴です。一面の木を一度に切る「皆伐」をせず、少しずつ伐採・出荷するので、少人数、軽微な装備が可能なのです。木を売るのは少しずつですから、初めからこれだけ生業でやっていくのは難しいですが、兼業で良ければ初期投資は少なく手軽に始められます。さらに、継続して残した木が大きく育ち高価に売れるようになれば、その後は永続的に高い価値を生む森に。まとまった場所の木が一気になくなることはないので、災害に強く山の環境保全にもつながる森を次世代に残すことができます。東日本大震災をきっかけにこの地に移住し、支援活動を始めた渡辺さん。「住まいの再建に災害を逃れた南三陸の木を使いたい」と相談を持ちかけられたことが
自伐型林業との出会いでした。これまでにいくつもの住宅や小屋、店舗を建築。講習会も定期的に行っています。「自伐型林業は、山が良くなり、海も良くなる。命の循環が感じられるのが魅力」という渡辺さんの取り組みぜひご覧ください。

問い合わせ先
波伝の森山学校合同会社
https://www.facebook.com/yamagakko/?locale=ja_JP