放送内容

#206

日本の原風景と多様な動植物の暮らせる場所を守りたい!
東京町田発!にほんの里100選 谷戸守クラブの皆さん

日本の原風景と多様な動植物の暮らせる場所を守りたい!
東京町田発!にほんの里100選 谷戸守クラブの皆さん

人口43万人。東京郊外の大都市、町田。駅周辺の喧騒を離れ車で20分ほど移動すると丘陵地が現れます。田んぼでは稲刈りの真っ最中。まるで時が止まったかのような、懐かしい里山の光景。全国から選出された健やかで美しい里「にほんの里100選」にも選ばれた地域。そして、東京都が保全地域(図師小野路歴史環境保全地域)に指定する良好な自然環境が残る場所でもあります。
この地を守る人々が今回の主人公

 

市民グループ、谷戸守クラブのみなさん

田んぼ仕事に使う肥料や農具は、里山由来の竹や落ち葉などを利用して。
彼らは、30年前からこの地の保全活動をしてきた地元の農家さん(町田歴環管理組合)に昔ながらの伝統農法を習い、知恵を受け継ぎながらこの地を守っています。ここは、1年中水が湧き出し、田んぼのまわりの水路の水は絶えることがありません。多くの生き物が暮らしています。原生的な自然と都市の中間に位置する里山は人手が加わっていながら、むしろそのために多様な動植物も生息地できる貴重な場所。人と生き物が共に暮らす“日本の原風景”を守る人々の挑戦、ぜひご覧ください。