放送内容

#203

恩恵を与えてくれるミツバチを守りたい!
都会で暮らすハチの保護に取り組む、山口朝さんと関わるみなさん

恩恵を与えてくれるミツバチを守りたい!
都会で暮らすハチの保護に取り組む、山口朝さんと関わるみなさん

農作物の約70%。野菜や果実の収穫に必要な受粉を昆虫に依存している割合です。そのほとんどを担っているのはニホンミツバチなどの野生の命。近年研究が進み、虫たちが人にいかに貢献しているか分かってきました。にも関わらず、人は環境を作り変えることで虫たちの居場所を減らしています。今回の主人公はこの状況を改善したいと自分の暮らす地域で立ち上がった方

 

ミツバチ、ハナバチの保護、啓発活動をしている山口朝さんと関わるみなさん

山口さんが暮らしているのは東京の中央線沿線、文化的な街として人気の杉並区、西荻窪。実は、閑静な住宅街で大きな公園もあるため、たくさんの昆虫が暮らしているのだそうです。春から夏にかけてそうした虫たちが人とトラブルを起こすことが!集団で暮らすミツバチたちは順調に仲間を増やせると、新しいグループが巣別れし新天地を目指す「分蜂」という行動を行います。けれど・・数千匹のハチが飛び出した先は住宅街。対応に困り、殺虫剤をかけられ、駆除されてしまうことも。山口さんはボランティアでそうしたミツバチたちのレスキューをしています。さらには「ビーホテル」呼ばれるハチたちが暮らせる場所作りも。「花を訪ねてハチミツを作り出し受粉にも活躍してくれる、ハチは純粋に敬意を持てる生き物」という山口さんらの取り組み、ぜひご覧ください。

問い合わせ先
養蜂文化情報ネットワーク
https://beekeepinginfo.org