放送内容

#189

「トトロの森」を未来に残したい!
狭山丘陵・里山の景色を守る人びと

「トトロの森」を未来に残したい!
狭山丘陵・里山の景色を守る人びと

 

映画「となりのトトロ」の舞台のモデルになった場所の1つとされる狭山丘陵。

埼玉県と東京都をまたぎ、東西に約11キロ、南北に約4キロ。1200種類もの動植物が生息する豊かな自然が残っています。雑木林や田畑のある風景は、近年都市化が進む中、少しずつその姿を変え、宅地開発や、残土処理場、ゴミの不法投棄など環境破壊が続くように。里山の景色を変えることなく次世代に残すために。市民の皆さんから寄付を集め森を買い取ることを決意しました。「トトロのふるさと基金」を設立し購入した土地を自分たちで管理、生き物を調査、普及活動を行っています。耕作放棄地にもう一度水田を復活させる。大きく成長したクヌギやコナラの幹を切り倒し、その株から新しい芽を伸ばし、下草を刈り、森を健康に育てる。里山は手を入れ続けることで、人にも生き物にも暮らしやすい豊かな環境を維持できる、地球環境のためにも大切な場所。1990年に活動を始めて34年、これまで10億円の寄付を集めたナショナルトラスト運動を追いました。

問い合わせ先
(公財)トトロのふるさと基金
https://www.totoro.or.jp/intro/