放送内容

#185

東京23区では珍しい薪窯で焼くパン屋さん
薪も熱も灰もシェア!地域の熱源になりたい 塩見聡史さん

東京23区では珍しい薪窯で焼くパン屋さん
薪も熱も灰もシェア!地域の熱源になりたい 塩見聡史さん

一日の乗降客数世界一。ビルが立ち並ぶ新宿駅から徒歩圏内、代々木の一角にある、超レアな薪窯で焼くパン屋さん。オープンしたのは2020年。販売するパンは通常たったの2種類ながら、たくさんのファンを獲得しているお店が今回の舞台。

 

「パン屋塩見」を始めた塩見聡史さんとお店に関わるみなさん。

元小学校教諭という経歴を持つ塩見さん。退職して沖縄に移住した時、薪窯で焼くパンの魅力にハマりました。木をくべると全体の温度が約350度まで上がる、薪窯。このやり方でないと出せない、パリッとした皮のおいしさは格別なんだそうです。さらに窯内は、翌朝でも約180℃あるほど熱をキープ。この余熱が勿体無いと思い、塩見さんは薪窯の一般開放を始めました。耐熱容器に食材を詰めて持ってくれば、無料で窯内加熱してくれるというサービスです。定期的やってくる常連さんも。また、パンを焼くのに欠かせない薪の調達も近郊の都市で邪魔になり伐採されてしまった木材を中心に利用しています。さらには、薪が燃えた後の灰も地域にお裾分け。こちらも意外な人気を獲得しているそうです。都会で薪窯を用いてパンを焼く。「パン屋塩見」を中心に、パンはもちろん、熱や木材や灰などのモノも行きかい有効活用されています。「地域の熱源になりたい」パン屋さんのお話をぜひご覧ください。

問い合わせ先
パン屋塩見
https://www.instagram.com/shiomi_pain/