放送内容

#158

大きな地球の問題も ひとりひとりの力を合わせれば取り組める!
長野で太陽光発電を広める仕組みをつくった 藤川まゆみさん

大きな地球の問題も ひとりひとりの力を合わせれば取り組める!
長野で太陽光発電を広める仕組みをつくった 藤川まゆみさん

この9月、国は2030年度中に設置可能な政府施設約5割に太陽光発電を導入すると発表しました。今、日本の、全世界の大きな課題である地球温暖化対策。ではそこに一人の生活者としてどう関わっていくことができるのか、何か変えることは出来るのか?
今日の主人公はそんな問いに正面から向き合っていらっしゃる方

 

NPO法人上田市民エネルギー 理事長 藤川まゆみさん

エネルギー問題には昔から関心があった藤川さん。3.11の震災や原発事故を機に自分たちにもできることはないかと考えて思いついたのが太陽光発電。藤川さんが暮らす長野県の上田は日照時間が長い地域として有名だったからです。しかも環境にゆとりがあり広い屋根を持つ家も多い。あとは導入するお金の問題。そこで考えた仕組みが「相乗りくん」。屋根に太陽光発電をつけたい人と、太陽光発電に出資したい人をマッチングする仕組みです。実現のためにNPOも立ち上げました。
出資者のおかげでソーラーパネルを手にした屋根オーナーさんは、毎月太陽光発電に助けてもらいながら、設備の代金を支払い12年後に自分のものに。この仕組みでこれまで72ヵ所の屋根に太陽光パネルが設置され、320人もの出資者さんが生まれたそうです。中には出資した屋根が気になって見学しに行く人もいるそうですよ。「みんなが当たり前に太陽光発電を利用する時代を少しでも早く実現するために」藤川さんたちの挑戦、ぜひご覧ください。


問い合わせ先
上田市民エネルギー
http://eneshift.org