放送内容

#146

スタッフ全員が吃音者当事者“注文に時間がかかるカフェ” 奥村安莉沙さん

スタッフ全員が吃音者当事者 “注文に時間がかかるカフェ”
若者がやりたいことを躊躇なくできる社会を! 奥村安莉沙さん

吃音とは、話す際に言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつ。
全国に120万人、人口の約100人に1人が当事者と言われています。しかし、吃音がある人への社会の理解はまだ十分とはいえず、生きづらさを感じている人も多いそうです。吃音者も会話のハンデを超えてチャレンジしたいことがたくさん。
そこで吃音当事者スタッフが働く一日限りのカフェをオープン、吃音当事者を勇気づけ、社会の理解を広げる取り組みをはじめたのが今回の主人公、

 

“注文に時間がかかるカフェ”の奥村安莉沙さん

自身も吃音当事者の奥村さん、幼い頃カフェの店員さんを夢見ていましたが接客への不安からあきらめた過去がありました。「吃音の若い人がチャレンジできる社会を作りたい」と考え、この取り組みを思いつきました。
店舗を持たず、全国の自治体や企業などから招聘を受け出資してもらって一日限りのカフェをオープン。だから、カフェだけど飲み物代は無料。
“注文に時間がかかるカフェ”の店名を掲げ、カフェスタッフとお客さんという枠組みを使って、自然に吃音当事者と交流・対話の機会を作り理解を深めていく。この理念に共感してもらい、2021年からこれまでに全国各地で80人以上の若者がスタッフとして参加してきました。番組では、この夏のカフェオープンに密着。カフェスタッフに挑戦する高校1年生を追います。

問い合わせ先
注文に時間がかかるカフェ
https://peraichi.com/landing_pages/view/kitsuoncafe/