放送内容

#142

東京都初!夏の全国高校野球西東京大会に挑んだ
青鳥特別支援学校ベースボール部と監督久保田浩司さん

東京都初!夏の全国高校野球西東京大会に挑んだ
青鳥特別支援学校ベースボール部と監督久保田浩司さん

 

105回を迎えた全国高等学校野球選手権。今年記憶に残る歴史的な試合が行われました。
知的障がいのある生徒が通学する青鳥特別支援学校が東京都高等学校野球連盟から初めて加盟を認められ、連合チームで予選に出場することになったのです。
主に安全面から、知的障がいのある若者たちが硬式野球をやることには反対が強く、
挑戦する機会にすら恵まれない子がほとんど。青鳥特別支援学校もこれまで「球技部」はあったものの、やっていたのはソフトボールやティーボールでした。それが2021年に硬式野球にも取り組むように。きっかけはこの年に着任した久保田浩司監督が、「野球をやりたい」という部員の声に反応したこと。実は、久保田さん、これまで30年以上支援学校の教員として障がいのある生徒にソフトボールを教えてきました。
その中で、それぞれの生徒の適性を見きわめ教えれば、硬式野球だってできると感じていたのです。始めた当初は「前例がない」「硬式ボールは危ない」と反対の声が上がり活動中断したことも。しかしそれまでの指導経験をもとに安全対策をまとめ、練習計画を学校に伝えることで徐々に周りの理解を獲得していきました。そしてこの5月ついに高野連へ加盟することができたのです。今回のバトンタッチは久保田監督と青鳥特別支援学校ベースボール部の部員たち、そして連合チームを組んだ松蔭大学付属松蔭高等学校、深沢高校の皆さんの挑戦を追いました。ぜひご覧ください。