放送内容

#139

老いても病んでもその人がその人らしく!
“診療所と大きな台所があるところ”
「ほっちのロッヂ」藤岡聡子さん

老いても病んでもその人がその人らしく!
“診療所と大きな台所があるところ”

「ほっちのロッヂ」藤岡聡子さん

軽井沢にある森の中。緑に馴染む山小屋風の建物。並んだ大きな窓から見える部屋の灯りが暖かい。ここは小児科、内科、緩和ケアが受けられる医療施設で、地域の在宅診療・訪問看護も担っている。
でもそれだけじゃない。「ケアの拠点であると同時に、好きなことをしてひとと出会う場所」。玄関から中に入ると、ダイニングにキッチン、文庫スペースにアトリエ。このユニークな場所を立ち上げたのが今回の主人公、

 

「ほっちのロッヂ」共同代表 藤岡聡子さん。

病気、年齢、障がい。他者の助けが必要になった時、寄り添う存在が医療や福祉。だけど、助けが必要な部分だけがその人じゃない。
地域から切り離してケアされることに集中させてしまうのはもったいない。
藤岡さんがこう考えた原点は、小学4年生の時に父親がガンを患ったこと。
45歳の熱血漢、自慢の父が病院では患者としてしか周りの人と接する機会がない。そこに違和感を感じたのです。
患者さんが診療所の庭の手入れをしたり、みんなのご飯を作っていい。
医療関係者や地域の人と世間話をする場所があったら、ケアする側も癒されたりして。目指すのは、その人がその人らしく生き続けられるよう、互いに支え合う場所。朝はちゃぶ台を囲んでの朝の寄り合いから。「ほっちのロッヂ」の日々をのぞかせてもらいました。ぜひご覧ください。

問い合わせ先
ほっちのロッヂ
https://hotch-l.com