放送内容

#108

瀬戸内海・オリーブの恵みを一切無駄にしない!
「アグリオリーブ小豆島」秋長正幸さん/
枠にとらわれないアイデアで黒字経営を続ける飲食店!
「未来食堂」小林せかいさん

瀬戸内海・オリーブの恵みを一切無駄にしない!
「アグリオリーブ小豆島」秋長正幸さん

日本で初めてオリーブを農産物として栽培した香川県・小豆島。
島のあちこちにはオリーブの木が立ち並び、国内最大の生産量を誇る。
そんなオリーブの島で循環型農業に取り組んでいるのが今回の主人公、

 

「アグリオリーブ小豆島」会長 秋長正幸さん。

元々、地元の農協に勤めていた秋長さん。海外産オリーブの輸入自由化などでオリーブ農家が減少・・・農家の苦境を目の当たりにし、農協を辞めて自らオリーブ農園主に。生産から加工までを自社でまかない、ほかの農家も真似できる、儲かる「オリーブ農家」を目指した。
そんなとき思わぬ壁に直面する。それが搾油するときに出るオリーブの搾りかす。産業廃棄物として捨てられることが多く、その処理代は島のオリーブ産業の経営を逼迫させる「厄介者」。そこに秋長さんは着目!廃棄せずに、搾りかすを乾燥させて牛のエサに加工したり、オリーブの枝や葉とまぜて堆肥を作ったり・・・オリーブの実を無駄なく使いきることに。大切な島の産業を守るため邁進する秋長さんの取り組み、ぜひご覧下さい。

問い合わせ先
アグリオリーブ小豆島
https://agri-olive.co.jp/

 


 

枠にとらわれないアイデアで黒字経営を続ける飲食店!
「未来食堂」小林せかいさん

東京・神保町、オフィス街のビルの地下に飲食店の常識を覆す食堂がある。メニューは日替わりで1日1種類。従業員は雇わず“50分間店を手伝うと1食サービス”という「まかない」と呼ばれる斬新なアイデアで、人材を確保。2015年にオープンして以来、独自のシステムで黒字経営を続けているのが今回の主人公、

 

「未来食堂」店主 小林せかいさん。

コの字のカウンターに12席の店内。日替わりメニューはメインのおかずに副菜、ご飯とスープがついて900円。献立は仕込みにあてる定休日の月曜に、季節に合わせたものを1週間のバランスにもこだわって決める。メニューが1種類しかないためオーダーを取る必要がない。お客さんもメニューを選ばなくてよいので、入店して席に座るとすぐに料理が提供される。時間のないサラリーマンにとっても、回転数をあげたい店にとっても効率的かつ合理的というわけだ。
なぜ、このような食堂をつくったのか?「まかない」「ただめし」「あつらえ」など独自のシステムをつくり、ユニークな運営で注目を集める小林さんの取り組み、ぜひご覧下さい。

問い合わせ先
未来食堂
http://www.miraishokudo.com/