放送内容

#98

首都圏の住宅街で電気を自給自足!
地球にやさしい家づくり 建築家・新井かおりさん/
電力自給率800%の島!デンマーク・ロラン島に在住
ジャーナリスト ニールセン・北村朋子さん

首都圏の住宅街で電気を自給自足!
地球にやさしい家づくり 建築家・新井かおりさん

埼玉県川口市。今年3月の地震で地域全体が停電になった時、「あのお宅だけ電気がついていた!」と近所の人に注目される一軒の家が。
電力の供給がなくても自給できる素敵なお家をつくったのが今回の主人公、

 

Atelier Bio(アトリエ ビオ)新井かおりさん。

2人のお子さんを育てながら一級建築士として戸建てを中心に住宅の設計を手掛けてきた新井さん。そのポリシーは自然素材を使うこと。湿気調整をしてくれる珪藻土の壁など、自然素材の力を活かして快適に暮らす家を数々設計してきました。
そんな新井さんが電気を自給自足できる家を作ったきっかけが東日本大震災の原発事故。
供給される電力に頼りすぎない家を作りたいと、建築士としてのノウハウを結集した我が家を設計しました。
太陽光の恵みで光熱費ゼロを達成!その暮らしには冷暖房1台だけで快適に過ごせる空間設計やエコな調理法など、皆さんの暮らしに活かせる省エネのアイデアが満載です。
「自然エネルギーが当たり前の社会になるといいな」と語る新井さんの素敵な取り組みぜひご覧ください。

問い合わせ先
Atelier Bio
https://atelierbio.jp

 


 

電力自給率800%の島!デンマーク・ロラン島に在住
ジャーナリスト ニールセン・北村朋子さん

北欧、デンマーク。面積は九州とほぼ同じで、人口は、580万人。
幸福度ランキングで世界2位という、福祉の国。首都コペンハーゲンから車で1時間半ほど離れたところに電力自給率800%(しかもほぼ自然エルギー!)を達成している奇跡
の島、ロラン島はあります。どんな島かと訪れてみれば、豊かな自然を残す美しい島。一体どうやって奇跡は達成されたのか?デンマーク暮らし20年、ロラン島のエコな暮らしについての著書もあるジャーナリスト、

 

ニールセン北村さんにレポートしてもらいました!

島を歩くと目につくのは、あちこちにある風車。風力発電を担っています。ユニークなのはその所有者。ロラン島では、電力会社だけでなく個人が風車を所有しているんです。農家などが数十軒が集まって風車を建てる。1基で4000世帯分発電できる電力が作れるから、所有者曰く「風が吹くと儲かっていると嬉しくなる」。国の積極的な支援もあって始まった島民による風車建設。オーナーは確実に投資を回収できたことから、広まっていきました。大型風車の6億円かかるという建設費をおよそ8年で回収できるといいます。今では島中の400基もの風車が、首都コペンハーゲンの電力消費をエコに支える力強い存在になっています。その他にも、草原の不思議な麦わらキューブ?島一番のレストランのエコフレンドリーな人気メニューなど、環境先進国デンマークの最新情報をたっぷりご紹介します。ぜひご覧ください。