放送内容

#95

こんなお花農家もあっていい!
スローフラワーを栽培する 新井聡子さん/
沖縄固有の動物たちを守りたい!
ヤンバルクイナを絶滅から救った 長嶺隆さん

こんなお花農家もあっていい!
スローフラワーを栽培する 新井聡子さん

スローフラワーってご存知ですか?その土地その季節にあったできるだけ自然のままに育てられたお花のこと。
食べ物の世界ではスローフードとか自然農法とかという言葉はだいぶお馴染みになっていますが、そのお花版。
今回の主人公はこのスローフラワー栽培に取り組んでいる方。

 

花農園 four peas flowersを運営する新井聡子さん。

神奈川県相模原市の丘陵に広がる新井さんのお花畑は100%露地栽培。
40品目の花が境目なく入り乱れて咲いています。太さや大きさもランダム。時には枯れて種のついている花も。それが束になると野性味に溢れていて、ファンも多いそう。
母の日のカーネーションなど、目的に合わせ品種を選んで買いたい時もありますが
日常を彩るためのお花なら地産地消で、地域経済の応援にもつながるスローな花も悪くない。花農園の周りのカフェなどが新井さんに売り場を提供して応援してくれています。
欧米ではだんたんと一般的になりつつある、環境に優しく持続可能なお花作りの取り組み、ぜひご覧下さい。

問い合わせ先
four peas flowers
https://www.instagram.com/fourpeasflowers/

 


 

沖縄固有の動物たちを守りたい!
ヤンバルクイナを絶滅から救った 長嶺隆さん

今から40年ほど前、沖縄で発見された日本唯一の飛べない鳥、ヤンバルクイナ。
日本中が湧きました。ところがその後は数を減らすばかり。
2006年に行われた国際会議では2021年に絶滅するという予測が飛び出すまでに。
この危機に立ち上がったのが今回の主人公、

 

どうぶつたちの病院 沖縄 理事長の長嶺隆さん

沖縄で長く命を繋いできたヤンバルクイナが絶滅ぎりぎりまで追い込まれた理由は人。
人の持ち込んだマングースがヤンバルクイナを襲ったり、人の運転する車がヤンバルクイナを轢いてしまったり、たくさんのヤンバルクイナを傷つけてしまいました。
人の手で追い込まれたならば人の手でなんとか救ってあげたい。
長嶺さんは沖縄の人々を巻き込んで活動を始めます。人が無責任に増やしたマングースを制限し、ヤンバルクイナが交通事故に合わないように迂回路を設ける。
努力の甲斐あって2022年、ヤンバルクイナの数は発見当時の数に迫る増加をみせています。鳥が好きすぎて獣医になった長嶺さんのヤンバルクイナ愛あふれる取り組み、ぜひご覧ください。

問い合わせ先
NPO法人 どうぶつたちの病院 沖縄
https://www.yanbarukuina.jp