放送内容

#92

日本一安い遊園地を憩いの場に
「るなぱあく」名物園長の挑戦 原澤宏治さん/
沖縄の美しい海を次の世代に
“サンゴに優しい日焼け止め” 金城由希乃さん

日本一安い遊園地を憩いの場に
「るなぱあく」名物園長の挑戦 原澤宏治さん

今回の舞台は、群馬県前橋市にある創立67年の老舗遊園地るなぱあく。市営なので入園料は無料。一番安い乗り物で10円、1日乗り放題で400円のプランも。人呼んで日本一安い遊園地。それでも少子高齢化の影響もあって入園者は減り赤字が増加、存続の危機にありました。その遊園地を引き継いで復活させたのが今回の主人公。

 

るなぱあく園長・原澤宏治さん。

銀行員、コンサルタントと遊園地とはあまり縁のない人生を歩んでいた原澤さん。
園長となり、遊園地に毎日立つようになってその魅力に気付いたといいます。そして始めたのが、4歳の誕生日から一ヶ月間、無料で乗り物に乗れるサービスや今までは閉園していた夜間の特別オープン、遊園地の敷地を利用しての親子向けのイベント開催など、あらゆる世代に遊園地を訪れるきっかけをつくることでした。
それから2年で、年間約40万人もの利用者増大につなげました。その勢いは遊園地を飛び越え周辺にも。周りの自治体や企業と結びつき地域全体を活性化しています。遊園地から街を元気に、子どもたちに愛される「名物園長」の取り組みぜひご覧下さい。

問い合わせ先
るなぱあく
https://www.lunapark-maebashi.com

 


 

沖縄の美しい海を次の世代に
“サンゴに優しい日焼け止め” 金城由希乃さん

サンゴ礁の海を泳ぐカラフルな魚たち。日本に広がる造礁サンゴの80%がある沖縄。
ここで見られるサンゴは約400種類と世界的に見ても豊富なのだそうです。
今日の主人公はこの美しい海を未来に残したいと取り組んでいる方。

 

エシカル起業家 金城由紀乃さん

金城さんが起業したのは「海の生き物を傷つけたくない」という思いから。
ある日、座間味にシュノーケリングに出かけた金城さん、海に入る前に日焼け止めを塗っていたら、ダイバーから「サンゴ死んじゃうよ」と声をかけられます。気になって調べてみると、市販されている日焼け止めにはサンゴに害になる成分が含まれていることがあると分かりました。しかもすでに何年も前からハワイをはじめ世界の複数の地域で、サンゴに害を与える成分を含んだ日焼け止めは禁止しようと動き出していることを知ったのです。沖縄のサンゴのために自分も何かしたい」そう思った金城さんはオリジナルの日焼け止めの開発を決意しました。それから7年、今では那覇空港やリゾートホテル、沖縄便の機内でも人気に。沖縄の海を守る、新たなプロジェクトも動き出していました。うちなんちゅうが始めた美しいサンゴを守るための取り組み、ぜひご覧ください。

問い合わせ先
サンゴに優しい日焼け止め
https://www.coralisfriend.com/
プロジェクトマナティ
https://www.manatii.org