放送内容

#71

昭和40年代から続く伝統
愛媛の絶景 段々畑のある町のSDGs!
無茶々園 大津清次さんと仲間たち/
勉強を「義務」ではなく「楽しみ」に!
全ての子の特性に合わせた学びの場を!
かしのき教室 谷口藍さん


昭和40年代から続く伝統
愛媛の絶景 段々畑のある町のSDGs!

無茶々園 大津清次さんと仲間たち

愛媛県の西、明浜町 海辺の美しい段々畑。みかんの名産地は文化財にも指定されている。この地にSDGsの先駆者たちが始めたグループがある。その名も「無茶々園」

 

今回の主人公はその代表大津清次さんと無茶々園に関わる人々。

「無茶苦茶」から「苦」を取り除いた名前は、昭和40年代、この地で柑橘類を有機農業で育てようという当時としては無謀な挑戦に立ち上がった3人がつけた名前。農薬を使わない無骨な見た目の果実を売るために消費者への直販を試みたり、雨や川を通じて繋がる海産業者と連帯したり、気がついたらSDGsが目標としている多くのカテゴリーに当てはまる活動をする大きなグループに成長していた。「暮らしを人任せにしない」「自分たちが持っているもの生かして幸せに生きていく」無茶々園の取り組みぜひご覧下さい。
 
問い合わせ先
無茶々園
https://www.muchachaen.jp


 

勉強を「義務」ではなく「楽しみ」に!
全ての子の特性に合わせた学びの場を!

かしのき教室 谷口藍さん

教科書を読んでいると特定の文字だけ消えてしまって読むことができない。
他の勉強するときは不便を感じないのに計算だけは全力で頑張ってもできない。
そんな特性を持った子どもがいるのをご存知ですか。
一般的な学習方法で学ぶとき苦労してしまう。
これは「学習障がい」と言い、「発達障がい」という特性の1つ。
 
「発達障がい」とは「学習障がい」のほかに、「注意欠如・多動性障がい」や
強いこだわりを持つ「自閉症スペクトラム症」など。
1クラス30人に2人の割合で該当する人がいるそう。
 
本人も周りも、元々持っている特性と気づかないと
「勉強ができない」「努力しない」「わがまま」な子と思われてしまう。

 

この状況をなんとかしようと取り組んでいるのが
今回の主人公 放課後等デイサービスかしのき教室 を立ち上げた 谷口藍さん。

自閉症スペクトラム症の息子さんの母であり、
自らも学習障がいと言う特性のある谷口さんが
試行錯誤しながら作りあげた学びの場。
 
例えば「あいうえお」などの定型な書き取りは嫌い。でも昆虫の名前など関心がある内容に置き換えれば素晴らしい集中力で吸収していく子どもたち。
学ぶ方法を見直すことで、一人ひとりの持つ特性がいかされていく。
谷口さんの取り組みぜひご覧下さい。
 
問い合わせ先
放課後等デイサービス かしのき教室
https://kashinoki2020.net