放送内容

#65

「8000年つづけてきたやり方で豚と生きていきたい」 相原海さん
「野菜や果物の“もったいない”をクレヨンに」 木村尚子さん

「8000年つづけてきたやり方で豚と生きていきたい」 相原海さん
「野菜や果物の“もったいない”をクレヨンに」 木村尚子さん
 

「8000年つづけてきたやり方で豚と生きていきたい」
相原海さん

神奈川県・南足柄市の、小高い岡の上にある「こぶた畑」という可愛い名前の養豚場。
放牧された豚は自由に動き回っている。豚舎をみると、床に木のチップが敷きつめられて
いて冬のいま時分でもぽかぽか、ふかふか。なんだか豚さんも幸せそう。
この一風変わった養豚場をつくったのが今回の主人公

 

農場こぶた畑 の相原海さん

こぶた畑の豚さんたちのごはんには、地域のいろんな方が協力してくれている。
パン屋さんからはパンくず、酒屋さんは酒粕、農家さんからは野菜くず。
実はこうしたものは引き取ってもらえて、彼らも嬉しい。
だってそのままだと、ゴミとして捨てるしかないから。
そもそも養豚とはそんな風に、人が暮らす中でどうしても出てしまう残飯や
廃棄食材を餌にして育てることから始まっている、人の社会に欠かせないもの。
子どもの頃からなんでもまじめに考えてしまう性格だった相原さん。
学校の仲間とはなじむことができず、何を学び何を糧に生きていくか模索する中、8000年以上前からあったブタとヒトが共に生きてきた暮らしにたどり着いた。
環境に負荷をかけず、無理なく続けていける養豚業の取り組み、ぜひご覧下さい。

 
問い合わせ先
こぶた畑
https://www.facebook.com/kobutabatake/


 

「野菜や果物の“もったいない”をクレヨンに」
木村尚子さん

とうもろこし、キャベツ、りんご、ごぼう・・・
なんだか美味しそうな色の名前がついたクレヨン。
実はこれ「そらいろ」みたいな色のイメージでつけられた名前ではない。
なんと本当に野菜や果物が原料!他に使われているものもお米のワックスや油。
だから、万が一子どもの口に入っても安全。
しかもりんごやごぼうの皮などを加工する際に捨てられる部分を集めて作られていて
フードロスの削減にもなっている。
この「おやさいクレヨン」を創りだしたのが今回の主人公。

 

mizuiro株式会社 代表取締役 木村尚子さん

木村さんは青森でデザイナーとして活動しながら娘を育ててきたシングルマザー。
クレヨンの作り方なんて全く知らなかったそうです。
そんな木村さんが安心安全かつフードロスを削減する素敵なアイデアを思いついたのは
シングルマザーとして仕事や子育てに頑張る中、過ごした娘さんとの時間の中から。

子供の頃から「クレヨンに救われた」という
木村さんとクレヨンの物語、ぜひご覧下さい。

 
問い合わせ先
おやさいクレヨン
https://oyasai-crayon.com