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旅・くらし
「DoTEフェス」
#308
暦に集う
2024年11月24日(日)よる8:54~9:00
木や森のよさを伝える 崎川哲一(さきかわ・てついち)33歳
未来につなぐエール
2024年11月24日(日)午後6:54~よる7:00
「オランダ船で巡る アジア歴史探訪クルーズ ~長崎・釜山・上海~」
#415
世界の船旅
2024年11月23日(土)午前9:30~9:55
報道・ドキュメンタリー
株式会社セコマ 代表取締役会長 丸谷智保 前編故郷の丘からの風景がくれた 「何とかなる」の思い
#85
トップの源流
2024年11月23日(土)よる6:00~6:30
世界一周クルーズで味わう食の楽しみ
#404
飛鳥物語II
2024年11月23日(土)午前9:55~10:00
BS朝日エピソード0~コンテンツ開発秘話~
番組ホームページで紹介しきれないウラ話や苦労話、コンテンツ開発秘話などをご紹介していきます。
BS朝日無料見逃し配信
放送終了後、期間限定で無料配信中!見逃し配信はTVerで!
地方創生DX「発信と体験」
~芸とおもてなしの文化~ あなたの知らない花街の魅力をご紹介します。
→「親を責めても変わらない」未来を育む「朝ごはんやさん」表西弘子さん →「夢はフリーライブラリーの全国展開!」「川の図書館」主催の中学生・熊谷沙羅さん
およそ7人から10人に1人。「毎日朝ごはんを食べる習慣がない小学生」の割合です。 成長期の朝ごはんは体を育てるだけではなくて、学力を作る上でも重要。 朝ごはんを食べるか、食べないかで学力に差が出るというデータもあります。 けれどいろんな事情で家庭では食べられない子だっている。
そんな子たちに朝ごはんを一食50円という料金で提供しているのが 表西(おもにし)弘子さん。
自身も二人の息子さんを育てながら仕事を続けてきた表西さん、 大変な思いで頑張っている子育て世代を助けるためにも「朝ごはん」だと 思いついたのだそうです。 けれど。 世に「こども食堂」は多くあれど、ほとんどは夕ご飯。あるいは休日のランチ。 それは、小学校に通う前の子供たちに食べてもらうとなると、 早朝からの調理や、場所を見つけることが難しいから。 廃校を使わせてもらうか、校門でケータリング? 表西さんも実現する方法がなかなかみつからなかったのだそうです。 救いの手を出したのはある小学校の校長先生でした。 家庭科室を使ったらと声をかけたのです。
二人の子供を育てあげる中で、学校や地域の活動にも積極的に参加し、リーダーシップを 取って貢献してくれてきた表西さんに活躍の場を提供したいという気持ちからでした。 こうして始まった朝ごはんやさん。週3回、毎週6時からの早朝の準備を助けて くれているのは、ほとんどが表西さんのかつてのママ友たち。 表西さんが築き上げてきた信用や人間関係によって実現した朝ごはん屋さん。 今では学校の5人に一人が利用していて、隣の中学校の生徒も食べに来る素敵な食堂に。 遅刻する生徒も減ったそうです!表西さんと朝ごはんパワーおそるべし。
多摩川河川敷で晴れた日曜日に開館する図書館があるのをご存知ですか? その名は「川の図書館」。
主催しているのは今年の春、中学3年になった熊谷沙羅さん。
そこにある本は全て無料で借りたり、もらったりすることができます。 寄付ももちろん大歓迎。絵本、小説、漫画、洋書 とジャンルは様々。 ここをお目当てにやってくる人、散歩の途中に覗く人、 集まった人に楽しんでもらおうと、楽器の演奏が行われることも。 つい覗きたくなる楽しげな雰囲気に満ちています。
ベネスエラ人の父親とベネズエラで育った日本人の母の元 日本で生まれ育った沙羅さん。小さい頃から本が大好き。 家族旅行でアメリカに行った時、かわいらしいものを発見しました。 鳥の巣箱のような箱の中に、本が詰まってる。 私道などに作られていて、沿道を行き交う人が自由に借りることができる。 個人が始めた「リトルフリーライブラリー」という小さな図書館。 アメリカから広まって今では世界中に広がっています。
沙羅さんは2020年3月、自分が育った街にこの小さな図書館が作りたいと思って 企画書を作成、市役所に持ち込みました。 建物に入っていく勇気を出すまでに30分はかかったと言いますが 当時は中学1年生、すごい行動力です!
担当者の方はとても暖かく受け止めてくださったそうですが・・結果は却下。 リトルフリーライブラリーは無人で本を置きっぱなしにするものなので 公園などに設置するとなると、安全性や防犯面、本の保管という意味で 不安が解消できないという判断でした。
この返事を聞いた沙羅さん、家族で相談し、市からの回答の問題点を1つ1つ 検討していくことにしました。無人で設置が問題ならば有人にすればいい、 本を置きっぱなしで保管に問題があるなら、家で保管すればいい。 公園などの市の施設を使うの許可が下りないならば、誰もが自由に使っていい 河原を使おう。こうして「川の図書館」が生まれました。
沙羅さんが多摩川河川敷を選んだのは、自分の好きな街、調布を象徴する場所だったから。 実際にはじめてみると、思っていた以上に多くの人が立ち寄ったり協力してくれ 蔵書も開始時の10倍以上に。自分だけでなく多くの人も楽しんでくれる場になりました。 同じように全国にその地域らしい個性豊かなフリーライブラリーができたら、 街やそこでの生活はもっともっと豊かになるはず、と沙羅さん。
開館して1年、すでに友人や活動に共感した方が3つの地域でそれぞれの図書館を オープンさせています。日本中に地域の個性を生かした私設図書館が広まったら みんなの生活ももっと楽しくなりそうですね。
川の図書館(調布) https://twitter.com/BookSwapChofu
空の図書館(柏の葉) https://twitter.com/BKSKashiwanoha
BOOK SWAP TOYOSU(豊洲) https://twitter.com/BookSwapToyosu
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→「親を責めても変わらない」未来を育む「朝ごはんやさん」表西弘子さん
→「夢はフリーライブラリーの全国展開!」「川の図書館」主催の中学生・熊谷沙羅さん
「親を責めても変わらない」
未来を育む「朝ごはんやさん」表西弘子さん
およそ7人から10人に1人。「毎日朝ごはんを食べる習慣がない小学生」の割合です。
成長期の朝ごはんは体を育てるだけではなくて、学力を作る上でも重要。
朝ごはんを食べるか、食べないかで学力に差が出るというデータもあります。
けれどいろんな事情で家庭では食べられない子だっている。
そんな子たちに朝ごはんを一食50円という料金で提供しているのが
表西(おもにし)弘子さん。
自身も二人の息子さんを育てながら仕事を続けてきた表西さん、
大変な思いで頑張っている子育て世代を助けるためにも「朝ごはん」だと
思いついたのだそうです。
けれど。
世に「こども食堂」は多くあれど、ほとんどは夕ご飯。あるいは休日のランチ。
それは、小学校に通う前の子供たちに食べてもらうとなると、
早朝からの調理や、場所を見つけることが難しいから。
廃校を使わせてもらうか、校門でケータリング?
表西さんも実現する方法がなかなかみつからなかったのだそうです。
救いの手を出したのはある小学校の校長先生でした。
家庭科室を使ったらと声をかけたのです。
二人の子供を育てあげる中で、学校や地域の活動にも積極的に参加し、リーダーシップを
取って貢献してくれてきた表西さんに活躍の場を提供したいという気持ちからでした。
こうして始まった朝ごはんやさん。週3回、毎週6時からの早朝の準備を助けて
くれているのは、ほとんどが表西さんのかつてのママ友たち。
表西さんが築き上げてきた信用や人間関係によって実現した朝ごはん屋さん。
今では学校の5人に一人が利用していて、隣の中学校の生徒も食べに来る素敵な食堂に。
遅刻する生徒も減ったそうです!表西さんと朝ごはんパワーおそるべし。
「夢はフリーライブラリーの全国展開!」
「川の図書館」主催の中学生・熊谷沙羅さん
多摩川河川敷で晴れた日曜日に開館する図書館があるのをご存知ですか?
その名は「川の図書館」。
主催しているのは今年の春、中学3年になった熊谷沙羅さん。
そこにある本は全て無料で借りたり、もらったりすることができます。
寄付ももちろん大歓迎。絵本、小説、漫画、洋書 とジャンルは様々。
ここをお目当てにやってくる人、散歩の途中に覗く人、
集まった人に楽しんでもらおうと、楽器の演奏が行われることも。
つい覗きたくなる楽しげな雰囲気に満ちています。
ベネスエラ人の父親とベネズエラで育った日本人の母の元
日本で生まれ育った沙羅さん。小さい頃から本が大好き。
家族旅行でアメリカに行った時、かわいらしいものを発見しました。
鳥の巣箱のような箱の中に、本が詰まってる。
私道などに作られていて、沿道を行き交う人が自由に借りることができる。
個人が始めた「リトルフリーライブラリー」という小さな図書館。
アメリカから広まって今では世界中に広がっています。
沙羅さんは2020年3月、自分が育った街にこの小さな図書館が作りたいと思って
企画書を作成、市役所に持ち込みました。
建物に入っていく勇気を出すまでに30分はかかったと言いますが
当時は中学1年生、すごい行動力です!
担当者の方はとても暖かく受け止めてくださったそうですが・・結果は却下。
リトルフリーライブラリーは無人で本を置きっぱなしにするものなので
公園などに設置するとなると、安全性や防犯面、本の保管という意味で
不安が解消できないという判断でした。
この返事を聞いた沙羅さん、家族で相談し、市からの回答の問題点を1つ1つ
検討していくことにしました。無人で設置が問題ならば有人にすればいい、
本を置きっぱなしで保管に問題があるなら、家で保管すればいい。
公園などの市の施設を使うの許可が下りないならば、誰もが自由に使っていい
河原を使おう。こうして「川の図書館」が生まれました。
沙羅さんが多摩川河川敷を選んだのは、自分の好きな街、調布を象徴する場所だったから。
実際にはじめてみると、思っていた以上に多くの人が立ち寄ったり協力してくれ
蔵書も開始時の10倍以上に。自分だけでなく多くの人も楽しんでくれる場になりました。
同じように全国にその地域らしい個性豊かなフリーライブラリーができたら、
街やそこでの生活はもっともっと豊かになるはず、と沙羅さん。
開館して1年、すでに友人や活動に共感した方が3つの地域でそれぞれの図書館を
オープンさせています。日本中に地域の個性を生かした私設図書館が広まったら
みんなの生活ももっと楽しくなりそうですね。
川の図書館(調布)
https://twitter.com/BookSwapChofu
空の図書館(柏の葉)
https://twitter.com/BKSKashiwanoha
BOOK SWAP TOYOSU(豊洲)
https://twitter.com/BookSwapToyosu