放送内容

バナナペーパー ペオ・エクベリさん・聡子さん
まちのコイン 面白法人カヤック&神奈川県・小田原市

バナナペーパー ペオ・エクベリさん・聡子さん

朝起きて夜眠るまで、私たちはたくさんの物を食べて着て乗って読んで・・暮らしています。
それぞれの物は人によって作り出されているのですから、
物を通じても私たちはたくさんの人と日々交流していることになるんですよね。
今回ご紹介する聡子さん、ペオさんご夫婦の活動を知ってそんなことを思いました。

 

サスティナブルな社会を実現するための会社ワン・プラネットカフェを設立した
ペオ・エクベリさん・聡子さん

旅行で訪れたアフリカで、貧困から野生動物の密猟が多発していることを
知った2人。現地で雇用を生み出す方法を考えていた時に思い出したのが
自分が持っていた名刺。環境に優しい素材を使いたいと選んだその名刺は
「バナナから作った紙」で出来ていたんだそうです。
バナナはアフリカにはたくさんある植物。
「バナナの木」1本から1つの果実しかとれません。
バナナをとった後は捨てるしかない茎から紙を作って売ることができれば
新たな雇用が生み出せるかもしれない。
そこからバナナペーパーを作る事業を立ち上げようと思い立ったのです。

2人を訪ねるのは朝日奈芙季さん。
福祉施設でのボランティアの経験があり、
全ての人が幸せに生きられる社会について考えているそうです。

1枚の名刺から事業を思いたった2人。
実はアフリカで繊維にしたバナナを紙にする作業は日本で行われています。
普通の製紙工場ではバナナの繊維を扱うのは難しく
バナナペーパーには和紙の技術が取り入れられているんだそうです。
こうして生まれたバナナペーパーは現在11カ国で使われていて
アフリカに新しい雇用を生んでいます。

「サスティナブルな活動は可能性や夢があるとってもポジティブなもの
だと感じてもらいたい」2人がはじめたSDGs、ぜひご覧ください。
 
<お問い合わせ先>
株式会社ワンプラネット・カフェ https://oneplanetcafe.com/
電話番号 03-5776-6228

 


 

まちのコイン 面白法人カヤック&神奈川県・小田原市

「皆さんは、お店のポイントカード、何枚持っていますか?
今時は、スマホでも貯めたり、使ったりもできて、お財布はパンパンにならないし
便利ですよね。今回はこのポイントの仕組みを利用して、「まちのコイン」という
仕組みを作り、街とそこに住んでいる人を元気にしようという取り組む人たちを
ご紹介します。

 

面白法人カヤックと小田原市のみなさん
カヤックは主にウエブにまつわる仕事をしている会社。鎌倉に社屋があり、社員の大半は
神奈川県在住です。地元の街での暮らしをより楽しく、豊かにするため何かできないかと「まちのコイン」を開発しました。2019年鎌倉で試験的に実施。今年2月からは小田原で導入が始まっています。一体どんな仕組みなんでしょう?

体験してくれたのは、瀬戸りこさん 大学4年生。まちづくりに興味があって卒論のテーマは「公共図書館における地域コミュニティについて」。

小田原を訪ねた瀬戸さん、街の清掃イベントに参加してみました。
この日はおよそ1時間清掃ボランティアすることで「まちのコイン」がもらえました。
瀬戸さんが手にしたのは、800おだちん。「おだちん」というのはコインの単位です。
このおだちん、飲食店など小田原市内の38のスポットでお金のように使うことが
できるんです。

この仕組み、ボランティアなど、それまでお金が生じなかった活動に対しての感謝を
「地域限定で使えるお金」で渡し、地域の中で行動や物をやり取りする「地域通貨」の
仕組みをベースにしています。その上で、「まちのコイン」はデジタル上でポイントを
やり取りしているからこその強みもあるといいます。
それは一体どんなことなんでしょう?

SDGsの達成、街の活性化、若者のまちへの回帰・・・
まちのコインからは今、たくさんの夢が生まれています。
「おだちん」によって実現するかもしれないSDGs、ぜひご覧下さい。
 
<お問い合わせ先>
https://coin.machino.co/