放送内容

#5

Alon Alon
warmerwarmer

Alon Alon

5月、6月にある母の日、父の日どんな贈り物をされたことがありますか?
肩たたき件?お花も定番ですよね。
1つだけ送っても、包み紙がなくっても様になる最強のプレゼント、お花。
今日はこのお花で多くの人を救う素敵なアイデアを実行する方が登場します。

NPO法人 アロンアロン理事長 那部智史さん
訪ねるのは朝日奈芙季さん。
子供の頃、おばあちゃんと一緒に福祉施設でのボランティアの経験していた朝日奈さん。
障がいを持つ方たちが幸せに暮らすにはどうしていったら良いのか最近も考えているのだそう。

2人は、美しい胡蝶蘭の栽培する作業場へ。たくさんのランが並ぶ様は壮観!
知的障がい者の方々がランのお世話をしています。

なぜ胡蝶蘭なのか?そこに那部さんのアイデアがありました。
実はこのラン、日本ではもっとも送り送られているお花の1つ。
企業同士、お祝いのタイミングで送りあう習慣があり、市場規模もおよそ1000億もあるのだとか。

一方で、日本での知的障がい者のみなさんの雇用やもらえる賃金の状況はまだまだ十分とは言えません。
一般的な作業所でもらえる工賃は時給にすると200円程度なのだそう。

胡蝶蘭とハンディキャップを持つ方々の仕事。
この2つをつないで那部さんは、障がい者の方々が一般企業に職を得ることができる大きなイノベーションを実現しているのです。

那部さんが考えついたアイデアとは?

今の世の中の大きな部分を動かしている「ビジネスシステム」
それをうまく使うことで、障がい者の自立の道を開くこともできるはず。

那部さんのはじめたSDGsぜひご覧ください。

 


 

warmerwarmer


吉川 高月丸 千両・・・これなんの名前か分かりますか?
実は全部ナスの名前なんです。
南北に長い日本では土地の気候に合った野菜が作られてきました。
それに元は同じ野菜でも長い時間をかけて土地に適応することで違う個性を持つ野菜に変化することも。
こうした、日本各地で生まれた野菜は「伝統野菜」と呼ばれ、日本全国で1000種類以上もあるそうです。
お店に全部並んだら選ぶのに困ってしまいそうですね。

でもこの野菜たち、今急速に姿を消していっているのだそう。
バラエティに満ちた野菜が日本からなくなってしまうのはもったいない!
今日はそんな情熱で野菜と向き合う方が登場します。


撮影者:高橋晃美

 

高橋一也さん
9年前、ご自身で立ち上げた「warmerwarmer」は店舗も持たず、在庫も持たない、不思議な八百屋さん。
けれど日本各地から野菜が集まり、売って欲しいと声がかかり伝統野菜を中心にしたコミュニティが高橋さんの元に生まれています。

訪ねるのは高校2年生の中尾百合音さん。お母さんと庭でゴーヤを作ってみて商品になる野菜を作るのは大変だなと感じたそう。

食べてみて、伝統野菜が個性的で風味豊かなことに気づいた中尾さん。
伝統野菜はなぜ姿を消しつつあるのか?
日本人が何百年も作り続けてきた野菜が姿を消してしまったら、私たちはどんなことに困ることになるのか?
伝統野菜とSDGsとの関係は?
野菜にまつわるたくさんの疑問を高橋さんと一緒に考えてみました。

祖先が守り続けてきた「種」を守りたい。高橋さんがはじめたSDGsぜひご覧ください。