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【放送日時】
2018年2月25日(日)よる9:00~10:54放送
番組概要
年々、外国人観光客が増え、インバウンド現象に沸く現代の日本。日本政府観光局によると、2017年の訪日外国人客数は2869万人を記録し、5年連続で過去最高を更新しました。外国人による日本観光の歴史をひも解けば、その始まりは、今から150年前…明治維新の頃。日本を訪れる外国人が急増した明治維新は、「ニッポン観光の夜明け」であったとも言えるでしょう。その背景に、実は日本の魅力を海外に広く伝え、多くの外国人達の心を日本にひきつける役割を果たしたものがありました。それが当時まだ日本に入ってきて間もない「写真」だったのです。
番組では、俳優の関口知宏さんが、いち早く海外への門戸を開いた、長崎と横浜をめぐりながら、これからの日本が真の観光立国になるためのヒントを探っていきます。
まず訪れたのは長崎。150年前の面影を色濃く残すグラバー園では、長崎がいかに最先端の都市であったかを実感します。そしてオランダ坂では、有名な、かの坂本龍馬の写真とも関わった、日本で初めての写真家の一人とも言われる人物の物語に触れます。当時の写真はどのようにして撮影されたのか、関口さんも実際に体験。さらに、外国人たちがこぞって買ったという、お土産にも出合います。
そして横浜には、明治時代の「カラー写真」が存在。カラーフィルムが普及するよりはるか昔に、一体どのようにして生み出されたのでしょう?そこには、日本の「伝統工芸」の技術が生かされていました。
当時の外国人達が、日本で撮影した写真を楽しんだのが「3Dの立体写真」と「幻灯機による映写」。コレクターのもとを訪ね、明治時代の貴重な幻灯機と立体写真を、特別に見せて頂きます。
明治から昭和初期にかけて、たくさんの外国人であふれたのが、意外にも長崎の雲仙。なぜ外国人たちは雲仙の地に心ひかれたのでしょうか?その秘密を探っていくと、そこには、地元の人たちと外国人の間に生まれた、深い絆の物語がありました。
旅を通して150年前の日本を体験した関口さん、そこから、一体どんなことを感じたのでしょうか?