昭和を駆け抜けた男たちのダンディズムに迫るトーク番組。
彼らにとってダンディズムとは、外見的な美学を超越し人生の在り方に対する哲学でもあった。縁の品をめぐりながら傑物の“生き様”に触れる旅へ出かけよう。今回取り上げるのは「和製チャーチル」などの異名を持ち、日本の復興を牽引した名宰相・吉田茂。戦後唯一の国葬を行い、今尚愛される吉田茂のダンディズムとは？
 
演出家・宮本亜門が昭和を駆け抜けた粋な傑物たちの“ダンディズム《男たちの美学》”に迫るトーク番組。
今回、取り上げるのは「ワンマン宰相」「和製チャーチル」などの異名を持ち、戦後の焼け野原から日本の復興をけん引した名宰相・吉田茂。7年余りにわたり内閣総理大臣を務め、豪胆な政治手法を発揮する一方で、葉巻は最高品質のハバナ産、コートや身に付けるものは全て高級百貨店でそろえ、車はロールス・ロイスを愛用するなど、一流の品へのこだわりや美意識の高い男でもあった。
ゲストに作家・北康利氏を迎え、旧吉田邸を訪問。GHQ最高司令官のダグラス・マッカーサーや白洲次郎との知られざるエピソードも交えながら、人々を魅了した吉田茂のダンディズムをひもといてゆく。
 
【出演】宮本亜門（演出家）、北康利（作家）