バックナンバー

#24

クミコ

今回のゲストは歌手のクミコだ。
2010年に初めて『NHK紅白歌合戦』に出場し、「INORI~祈り」を歌った。
クミコがMC・髙嶋政宏とのトークで、自らの音楽人生を振り返り、坂本九さんや沢田研二さんの歌の魅力を語る。また夫婦愛の深さを描いた新曲で、酒井政利さんプロデュースの「妻が願った最期の『七日間』」を感動的に歌い上げる。

クミコは、中学生のころ、ザ・タイガースの大ファンで、沢田研二さんのことが大好きだった。
ザ・タイガースについては、退学になってもしょうがないくらいの覚悟でコンサートに行っていた。
中でも、沢田研二さんの曲「君をのせて」が好きで、自分のコンサートでも「君をのせて」を歌っているという。

今の若いアーティストで気になるのは米津玄師。
ダンスも歌い方もすばらしい!と、米津玄師の魅力をクミコが語る。

坂本九さんの「明日があるさ」は、クミコのコンサートでは、毎回、最後に歌っている一曲だ。坂本九さんの歌には希望があるという。
実は坂本九さんはクミコにとって一番最初のアイドル。
各家庭にテレビが普及してきたころ、坂本九さんが出演する「夢で逢いましょう」という番組をいつも見ていたという。
クミコが思う坂本九さんの魅力を、語っていく。

また、クミコのライブに、日本を代表する作詞家の松本隆さんが見に来てくれたことがあった。
その時、斉藤由貴さんの「情熱」を歌っていたら、松本隆さんが「クミコ、いいね!」となり、その後、なんと松本隆さんがプロデュースをしてくれるようになった。
スタジオでは、思いをこめて斉藤由貴さんの「情熱」を歌う。

新曲の「妻が願った最期の『七日間』」は、純愛を描いた歌だ。
制作のキッカケは52年間連れ添った妻を亡くした宮本英司さんから送られてきた手紙と、宮本さんの著書の「妻が願った最期の『七日間』」だった。
奥様の容子さんが、癌で亡くなる前の「七日間」で願ったことを歌にしてほしいと書かれていた。
ご夫婦の夫婦愛の深さに感銘を受け、今回、酒井政利さんのプロデュースで歌が作られた。
純愛は古いものではなく、そして、国が違ってもその愛の形は生き続けている。そんな心を伝えたい、とクミコは語る。
 
【ゲスト】クミコ

クミコさんの「My Anniversary SONG」セットリスト

M1 GS(グループ・サウンズ)
君をのせて 沢田研二 昭和46年(1971年)
M2 明日やろう
明日があるさ 坂本九 昭和38年(1963年)
M3 作詞家・松本隆
情熱 斉藤由貴 昭和60年(1985年)
M4 メロディメーカー
リバーサイドホテル 井上陽水 昭和57年(1982年)
M5 一週間
妻が願った最期の「七日間」 クミコ 平成31年(2019年)
嶋政宏の勝手におすすめ
TO FRANCE マイク・オールドフィールド 昭和59年(1984年)