放送内容

チョウザメ養殖 板坂直樹(いたさか・なおき)56歳

香川県東かがわ市で、板坂さんは11年前、キャビアがとれるチョウザメの養殖に乗り出しました。養殖池があるのは、かつて板坂さんが卒業し、今は廃校になった中学の体育館。この地は、昭和初期、ハマチ養殖に成功した漁業の町。そのノウハウを地元の漁師たちに教わりながら、本業の内装業で、家庭科室を加工場に。6年がかりで商品化したキャビアは、地下水で育てた繊細な味わいが評価され、フランスの権威ある賞にも輝きました。
目指すのは、“過疎の町が、誇りを取り戻す”未来――彼の挑戦を追いました。