放送内容

大漁旗再生プロジェクト 田中鉄太郎(たなか・てつたろう)45歳

京都でファッションデザイナーをしていた田中さんは、震災直後にボランティアで宮城県石巻市を訪れたとき、崩壊した建物から偶然、大漁旗を発見しました。町の誇りを語り継ぎたいと、300枚の大漁旗を譲り受け、震災で仕事を失った地元の漁師のお母さんたちと一緒に衣服やバッグに作り変えて販売しています。「宝ものを見つけた感じでした。大漁旗をどういう風に活かせるかが僕たちにできる祈りのカタチだった」
目指すのは、“被災地のお母さんたちと、共に生きる”未来――彼の挑戦を追いました。