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#354

全身で感じる奈良墨(奈良県・奈良市)

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、岡部敏次(おかべとしつぐ)さん、71歳。
書道家や日本画家が愛してやまない「奈良墨」を作り続けています。
分業制の墨づくりで岡部さんが行うのは、菜種油を燃やして出たススと膠(にかわ)を練り上げる「型入れ」。膠は冷えると固まってしまうので、わずか1分という猛烈なスピードで練り上げていきます。
47年間、墨と向き合ってきた中で感じた、岡部さんのみらい遺産とは…?