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#294

夫婦二人三脚で作る杓子(広島県・廿日市市)

広島県の宮島で、多くの観光客が買い求める定番のお土産品“杓子”。ご飯をよそう日用品として、また福を呼び、商売繫盛や必勝祈願の縁起物として200年以上も前から親しまれてきました。
今回みらい遺産を紹介してくれるのは、杓子職人が少なくなる中で、50年間杓子を作り続けている小田隆一さん(74)。年間およそ1万本を手作業で作っていますが、1本1本、木の材質に合わせて磨き、形を整えます。
職人気質の小田さんを支え続けているのが、妻の良子さん。家事の傍ら杓子作りを手伝っています。宮島の伝統を二人三脚で守り続ける、小田さんの想いに迫ります。