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#204

加賀の景観を守る “薦掛け”(石川県・金沢市)

金沢の武家屋敷跡の土塀に掛かる、薦(こも)という藁細工。
薦は土塀を雪から守り劣化を防ぎます。
 
江戸時代から続く景観を守るために、薦作りに励む職人がいます。
今回みらい遺産を紹介してくれる坂井利男さん(73歳)。
 
坂井さんが薦づくりを始めたのは5年前。
その時、思い出したのは亡き父の姿でした。
農家だった坂井さんの父親は藁を使って、筵(むしろ)や俵を手作りしていました。
その道具を坂井さんは大切に保管していたのです。
父の道具を使いながら手探りで薦づくりを始めた、坂井さん。その想いとは・・・?