明治６年に日本で最初の公園に指定されたという東京・上野恩賜公園。博物館や美術館・動物園があり、一年を通して大勢の人々が訪れます。
その上野公園で人々を楽しませているもう一つの名所が、「上野東照宮第一売店」です。
今回「みらい遺産」を紹介してくれるのは、この売店を切り盛りする3人兄妹。
片岡一義さん(70歳)・當間初美さん(72歳)・安藤二美子さん(68歳)です。

大きな鳥居の側に桜の木を背負いながら佇む売店に、家族連れや海外からの観光客で日々、賑わいます。
戦後、上野公園が再興された後に両親が建てたこの売店。３人は、当時の雰囲気を大切に保って、守り継いできました。創業当時から長年通う常連客も少なくありません。

近代化が進み、変わってゆく街や公園の中で、変わらない空間を守り続ける３兄妹の想いとは？