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#178

「素朴な微笑み 伝統こけし」(山形県・山形市)

こけしは江戸時代後期から、東北地方の各温泉地で販売された伝統工芸品。
木地師が子どもの遊び道具として作ったことがはじまりと言われています。
今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、伝統こけしを作り続けて60年の梅木修一さん(88歳)。
アンバランスなこけしの顔や体の形を削り出していくのは、長年にわたり体で覚えた感覚。手になじむように、道具は自分で作っています。
80代半ばを超え、体がしんどくなってきた頃、梅木さんに後継者が現れます。
木を使った手作りならではの味わい深さ、そして素朴さを大切にしてきた梅木さん。後継者に託す想いとは・・・?