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#177

「愛情を添えた珍味 越前ウニ」(福井県・坂井市)

断崖絶壁で有名な東尋坊の隣にある、雄島地区。
夏の朝、1年でたった数日しか獲ることを許されない、バフンウニ漁が始まります。
直径4センチほどのバフンウニの食べられる身は、1個につき1グラムほど。

海女さんたちが大切に獲ったウニの身を持って行く先は、漁業組合。
そこにいるのが、今回みらい遺産を紹介してくれる、久末はなゑさん(87歳)です。
久末さんはここで、バフンウニを塩で味付けし、熟成させて、日本三大珍味の一つ「越前ウニ」をつくっているのです。
1000年以上前から、朝廷への献上品として珍重されてきた「越前ウニ」。
30年以上その珍味を作り続けてきた名人、久末さんの思いとは?