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#173

「300年続く秘伝の味“くさや”」(東京・伊豆大島)

今回の「みらい遺産」を紹介してくれるのは、藤井敏夫さん(66歳)。
伊豆大島では古くから栄養豊富な保存食として、くさやが重宝されてきました。
島では、塩と水は貴重品。それを節約するため、同じ塩水を繰り返し使って魚の干物を作る
うちに、菌が発酵して生まれたのが“くさや液”だと言われています。
藤井さんは、300年以上伝わるという“くさや液”を大切に継ぎ足しながら、先祖伝来の味を
守り続けてきました。
31年前に起きた三原山の大噴火で全島民が避難したときも、藤井さんはくさや液を守るため、
真っ先に島に戻ったと言います。
島民の暮らしを支え、島の歴史と共に受け継がれてきた“くさや液”を守る、
藤井さんの想いとは・・・?