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#163

手触りのある活版印刷(東京都中央区銀座)

明治初頭から新聞社や広告代理店などが本社を置いたことで多くの印刷業者が集まり、銀座界隈は文明開化する日本の情報発信の中心地となっていました。

今回みらい遺産を紹介してくれるのは、中村明久さん(68歳)。
明治43年創業の中村活字の5代目の主人で、今も昔ながらの活版印刷を続けています。新しい印刷技術の導入で活版印刷が廃れていくなか、店内にところ狭しと並ぶ10万個以上の活字を守ってきました。

鉛の活字を紙に押し当てて刷ることで独特の風合いに仕上がる活版印刷。
変化する需要と中村さんの残していきたい活字の魅力とは?