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#153

白さとしなやかさを生む素麺の寒干し(奈良県桜井市)

霊峰・三輪山の麓、奈良県桜井市。素麺発祥の地と言われるこの地で、毎年12月から3月にかけて行われるのが、名物の素麺作りです。

今回みらい遺産を紹介してくれるのは、素麺職人の玉井昭治さん(73歳)。
毎朝5時から素麺づくりに励みます。

江戸時代から、評判だった三輪素麺の白さ。
その秘密は、寒空の下で天日にさらす素麺の寒干しです。

一晩かけて熟成させた麺を、翌朝。細長く伸ばして表へ。
外で干すことで、白さとしなやかさが生まれると言います。

今ではほとんど見ることがなくなった、素麺の寒干し。
昔ながらの製法を守る、玉井さんの想いとは・・・?