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#138

人と蔵が個性を醸す醤の島(香川県小豆島町)

江戸時代から海上交通の要所として栄えてきた、小豆島。
各地から集まった農産物を原料に醤油作りが発展してきました。
醤油蔵が並ぶ通りを歩くと、こうばしい香りが漂います。

今回みらい遺産を紹介してくれる醤油屋の3代目、藤井正信さん(86歳)。
3つの蔵に120本もある桶を見て回ることが日課です。
手づくりの醤油は、桶にもろみを仕込み、自然に発酵を任せた自然熟成。
長いもので2年かけて、じっくり熟成させます。

130年間、蔵にしみついた酵母がもろみを熟成させると、風味豊かで芳醇な香りの醤油が出来上がります。
作り手の想いと酵母が宿る木の蔵と、昔ながらの醤油作りを守る藤井さんの想いとは・・・?