毎年６月中旬、長野県の辰野町では、夕暮れと共に多くのホタルが出現します。
その数１万匹以上。
ホタル祭りという鑑賞会が開かれ、遠方から多くの観光客が訪れるのです。

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、髙田勇さん（73歳）。髙田さんはホタルの数を毎晩数え
その個体数を調査しています。
髙田さんの暮らす辰野町は、昔からホタルの名所として知られていましたが、50年程前から環境汚染などによってホタルが激減。
町の人々は幼虫やエサとなる生き物を放流し、さらにホタル専用の公園の整備。綺麗な川も手に入れ、今では自然繁殖するまでに回復したのです。

小さな命の営みを大切にすることで蘇ったホタルたち。その幻想的な光に込めた髙田さんの思いとは？