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#114

「ウグイと共に守る渓流の里」 (山梨県北都留郡小菅村)

多摩川源流の里・山梨県小菅村は、日本で初めてヤマメ養殖に成功した「ヤマメの里」。
今回、みらい遺産を紹介してくれる加藤源久さん(61歳)は、長年地元漁協に勤務、
渓流魚の育成に務めてきました。
初夏はウグイ(コイ科)の産卵の季節。赤い婚姻色に染まったウグイたちが、群れとなって川を遡り、産卵を始めます。ウグイは、「渓流の女王」と呼ばれるヤマメと違い、釣り人から「雑魚」扱いされる地味な渓流魚。個体数も多く、地元ではありふれた川魚です。
しかし、この魚が川の生態系を守る大切な役割を果たしています。
加藤さんは長年にわたりウグイの保護に携わり、川での産卵床づくりや、
観察会を続けてきました。そんな加藤さんのウグイへの想いとは?