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#103

「春を告げるシロウオ漁」長崎県佐々町

長崎県の北部をながれる佐々川。
2月を迎えると、この川に春の恵みが訪れます。
「春告魚」と書くシロウオです。

今回みらい遺産を紹介してくれるのは、中村一三さん。
満潮と共に川を上ってくるシロウオを四手網と呼ばれる網で救い上げる、シロウオ漁の漁師です。

佐々川のそばで生まれ育った中村さん。
子供のころから楽しみにしていたシロウオでした。
春にしか味わえないシロウオを、ポン酢につけて食べる”踊り食い“が地元の名物です。

この時期は、毎日川岸に建てられた釣り場に立つという中村さん。
佐々のシロウオ漁の特徴は、岸に取り付けられた釣り場です。
岸に近づく一部のシロウオだけを捕ることで、伝統の漁がみらいへとつながるといいます。
最近は美しい川の環境を守るため、地域での保全活動も始まっています。

釣り場に立ち、川を見つめる漁にかける中村さんの想いとは・・・?