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#101

「八代海の海苔漁」(鹿児島県出水市)

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、鹿児島県の八代海で海苔漁師を営む島中良夫さん(62歳)と妻のさとよさん(64歳)。結婚して30年、息の合ったふたりで海苔漁を行っています。
八代海では、昭和20年代より海苔の養殖が始まりました。
海苔養殖がおこなわれる汽水域では、山から河川を経て運ばれてくる栄養分が、養殖に適した豊かな海を育んでいます。

この海で、島中さんをはじめこの地の海苔漁師たちは、昔ながらの自然の力をいかした海苔の養殖法を守り続けています。
一般的な海苔漁は、病原体の細菌などを抑える効果がある処理を行いますが、島中さんたちは「支柱式」といって、海苔の付いた網を干潮の際に海面にあがるように固定し、太陽の力で病原体を殺菌させる方法ととっています。
自然の力を活かして育てる養殖法にこだわり続ける、島中さん夫妻の想いとは?