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#87

「思い出が開く傘づくり」(東京都三鷹市)

三鷹駅前商店街の一画にある洋傘店。
店内に並ぶ色とりどりの雨傘や日傘は、1本1本が手作りです。

今回みらい遺産を紹介してくれるのは、店主で傘職人の鎌田智子さん。
傘づくりは69年にも及びます。

終戦後すぐ、満州から家族で帰国した智子さん。
手に職を付けようと16歳で両国の傘職人に弟子入りし、腕を磨きました。
23歳で独立し、自分の店を持った後も、傘づくりに人生をかけてきた智子さん。
傘作りに携わって間もなく70年を迎えます。

その集大成が、お客さんが持ち寄る「想い出の着物」から日傘を作ることです。
家族の形見や大切な人からのプレゼント・・・
想い出が開くたった一つの傘作りに、智子さんが込める想いとは・・・?