森林が９割を占める自然豊かな町・下呂市小坂。
今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、滝めぐりガイド・桂川純平さん（６８歳）です。

小坂は林業で栄えた町。そのほとんどを国有林が占め、許可がないと立ち入れませんが、
地元の人々は林業に携さわる人から、森の奥に眠る「滝」の存在を聞いていました。
３０年ほど前、町の人々はまだ見ぬ故郷の自然の姿に出会いたいと、山に入り滝を探す調査に乗り出しました。桂川さんも、調査に同行したひとりです。
けもの道をかきわけて探し歩いた結果、落差５m以上の滝を２００以上も見つけました。
　
素晴らしい滝と森を多くの人に見てもらおうと、桂川さんらは「ＮＰＯ法人・飛騨小坂の滝２００」を発足。「滝めぐり」コースを設定。滝めぐりのガイドとして、訪れる人々にこの森の魅力を伝えようと日々活動しています。
豊かな森に息づく個性あふれる滝の表情。日々ガイドを行う、桂川さんの想いとは？