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#74

「ニホンミツバチの楽園(長野県南伊那郡中川村)」

中央アルプスと南アルプスに囲まれ自然があふれる上伊那郡の南部に位置する中川村。
今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、中川村でニホンミツバチの養蜂をしている、富永朝和さん(77歳) 。

日本の固有種あるニホンミツバチは、地域の様々な野草の花から蜜を取るのが特徴。
「百花蜜」と呼ばれる独特の風味豊かなハチミツを作ります。
日本の養蜂は古来、このニホンミツバチによって行われていましたが、明治時代以降、採集できる蜜の量が多く飼育が簡単なセイヨウミツバチに替わってゆきました。

富永さんはニホンミツバチの素晴らしさを伝えるため、「信州日本みつばちの会」を発足。
蜂蜜採集の器具を考案し、その技術を伝えています。
日本在来の草花を守り、自然環境を守ってきたニホンミツバチ。
その飼育を続ける富永さんの想いとは。