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#73

「氷河が生んだ造形・千畳敷カール(長野県駒ケ根市)」

木曽駒ヶ岳の麓のまちと、いう意味で命名された駒ケ根市。
町の象徴でもある駒ヶ岳・中央アルプスの「千畳敷カール」は、高山植物の宝庫として知られ、夏には多くの観光客でにぎわいます。

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、ボランティアガイドの遠山雄起生さん(73歳)。
高山植物やカールの地形の知識を観光客に教えています。

遠山さんが千畳敷カールを初めて見たのは、中学2年生のとき。
当時はロープウェイもなく辛い登山でしたが、カールの雄大さに疲れが吹き飛んだと言います。
以来地元を離れて関東で仕事をしているときも、辛いときには瞼を閉じてカールの風景を思い出し、勇気をもらってきました。

現在は、多くの人にこの景色を楽しんでもらうお手伝いをする、遠山さん。
日々、千畳敷カールをを見上げて、何を想うのでしょうか?