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#67

「父が息子に夢つなぐ、総火造りの鋏鍛冶」(東京都葛飾区)

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、大河原享幸(おおがわら たかゆき)さん。
昭和29年に建てられた鍛冶工場で、「総火造り」と呼ばれる技で鋏をつくる職人です。

「総火造り」は、千度の炎(ほのお)で熱した鉄を金槌で叩いて鍛え、
刃から持ち手まで、すべてをつくる技。
その刃のキレは、100年持つというほど。

少年の頃から一流の職人を夢見て努力してきた大河原さん。
しかし今やこの技を伝承する職人は、日本に大河原さん一人しかいません。

ものづくりの心を伝える仕事場で、
息子の康宏さんと2人、金槌を振るう大河原さんの想いとは?