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#65

「時代を越える音色 江戸風鈴」(東京都江戸川区)

夏が近づくと聞こえてくる、風鈴の音色。
特に「江戸風鈴」は、ガラス風鈴の音色が涼を呼ぶと、江戸時代に人気を博し、夏の風物詩となりました。

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、江戸風鈴に絵を描く職人・篠原恵美さん。
江戸の伝統を今に伝えるわずかな職人の一人です。
昔ながらのデザインから新しいものまで、工房には篠原さんの手による個性豊かな絵の風鈴が並びます。
一つ一つ手作りで、同じ音色は二つとありません。

35年前、代々江戸風鈴を作ってきた職人の夫・裕さんと結婚して以来、
江戸風鈴を作り続けてきた篠原さん。
去年、夫が病に倒れ、帰らぬ人になってからも、工房の職人たちに後押しされ、
一日200個の風鈴作りを続けています。
江戸風鈴に情熱を注ぐ篠原さんの想いとは?