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#38

「人の優しさに集う 瓢湖の白鳥」(新潟県阿賀野市)

今回の「みらい遺産」を紹介してくれるのは、
新潟県阿賀野市で白鳥を見守り続けてきた佐藤巌さん(71歳)。

周囲1.2キロの小さな湖、瓢湖。
毎年11月から3月までの冬の間、最大6000羽もの白鳥が、ここをねぐらにしています。
米所の環境と人の優しさが、標高の白鳥を支えてきました。

江戸時代、農業用のため池として作られた瓢湖に、46羽の白鳥がやってきたのは昭和25年。
人の生活と白鳥たちの距離が近い瓢湖で、元々臆病な鳥たちが驚かないよう、
住民は日々の生活の中で気遣いをしてきたのです。

そして、周囲に広がる豊かな田んぼは格好の餌場。

毎年、飛来数の調査をし、白鳥たちが帰ってくるのを心待ちにしている佐藤さん。
この町の人と白鳥の関係に寄せる想いとは・・・。