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#30

長野県大鹿村のみらい遺産「大鹿歌舞伎」

今回の「みらい遺産」を紹介してくれるのは、
長野県大鹿村に住む下澤敏さん(80歳)。

村に300年前から伝わる「大鹿歌舞伎」。
その特徴は役者から裏方まで、すべて村民だけで行うこと。
毎年春と秋の公演は、村の人たちの大きな楽しみです。

300年前、江戸や上方の歌舞伎が地方巡業で村を訪れたとき、
役者が農民に伝えたのが始まりです。
娯楽の少なかった時代、この農民歌舞伎は大変人気を博しました。

下澤さんは40年前から大鹿歌舞伎をはじめ、
今も最年長の役者として、舞台に立っています。

10月、秋の定期公演の日。
長い年月をかけて受け継いできた農民たちの想い。
下澤さんはいま、どんな思いを抱いて、公演に臨むのでしょうか―。